2008-12-10 あたたかみ● 一瞬 さらっ と脳内を流れて、しばらく経ってからやっとその意味がわかった。 今日の今日まで、本当は知らなかったんだ。 持って生まれた幸せとか不幸とか。 知ってるふりをして生きてきた。 当たり前のことだと信じて疑わなかったから。 なんて馬鹿だったんだろう。 人の気持ちなんか考えなかった。 愚かで、情けない気分。 魂が宇宙から切り離されたみたいで… それでも愛を確かめたくて仕方ないんだ。 ほんと、苺がおいしい。 "憶えていて。 成らないことを知らずにいた、目一杯の木の実を。 あぁ、何気に想う。愛といたように…。 愛といるように。" いつも二人で/中村一義