パンがないからケーキをたべた●

昨日の劇場ツアーは面白かった。
明日観劇予定の舞台に上がらせてもらったり、卓や稽古場、作業場など見せてもらったり。
高校演劇時代に参加した、市民会館での裏方用ワークショップみたいな感じでした。
あの時もデジタル卓すげぇ!という印象でしたが、今回も、やっぱデジタルはいいなぁ~と思いながら担当さんの素晴らしい手さばきを見てきました。
デジタルで慣れると、アナログが大変そうですね。

去年の暮れ…か、今年の始めくらいから、演劇のあり方を考えると同時に、劇場のあり方を考えてきた私です。表現者に対しても、観客に対しても、よい劇場ってなんだろう。と。
これは、図書館や美術館・博物館・福祉施設・その他の様々な施設に対して言えることですが、私は、市民参加型の企画――このような小さな企画であったとしても――たくさんやっていくのが劇場と市民の距離を縮めるのに大切だと思います。活動を知ってもらうこと、理解してもらうことが先決なのです。
当然ながら大劇場と、小劇場の身の置き方は違います。それぞれのスタンスがあります。表現者はそれを上手く使い分けている。観客もそう。
こういうの、あんまり他の芸術にない気がする。作品が容器のキャパシティを選ぶ、ということ。
映画でもこういうのあればいいんだけど。予算が違うから難しい。
わー
私は演劇が好きです。本当、生涯通していろんな作品に触れたい。関わりたい。
昨日のツアーは色んな感情呼び覚まされました。
スタッフのみなさんに多謝!!

あっ、ちなみにトラムのシンボル的存在だった、あの赤い巨大なドア。今回の舞台のために黒く塗装して、今後も黒でやっていくそうです。
なんとなく私は赤がトラムっぽくて好きでしたが、黒のほうがやりやすそうではある。