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宝箱を探しに、やみくもに歩いている
日暮れまで帰るなんて根拠もなく言ってみる
西の魔女を探しに、帰り道を探しに
黄色く続く舗道をたどっていく女の子

戻れない道なのは
生まれた時から知っている
それでも振り返るのは新約聖書のせい
エレベーターに乗って
ボタン押した階で降りて
たぶん舞い戻る
ボタン押して待ちぼうけ


電子音で目覚めて少し憂鬱な朝も
それを通り過ぎ飛び起きる日も同じに流れるのか？
ポピー園で寝ぼけてかかしに起こされる
夢で心の闇にやっと気づいた女の子

果たせない夢なのは
大体もう気づいてる
それでも夢見るのは六法全書のせい
エレベーターに乗って
ボタン押した階で降りて
たぶん舞い戻る
ボタン押して待ちぼうけ

自分に合う箱はきっとどこにもない
なじむ前にきっと自分が成長してしまうから
それでも探すのは君からの遺書のせい
エレベーターに乗って
ボタン押した階で降りて
たぶん舞い戻る
エレベーターに乗って
ボタン押して閉めてみる