ひとつの恋を失うとき●

なんか、嬉しかったのも腹が立ったのもすごく空虚で、箱あけたらなにもない、からっぽ…。
人生ってむなしい。すれ違ってばっかり。
ずっと仕事ひとすじで家庭は鑑みず妻に任せっきりで、定年したら妻と悠々自適に暮らそうなんて夢みていたサラリーマンが、定年と同時に妻から離婚を切り出される…って内容のドラマが前にあったと思うけど、そんな感じ
ひとりで夢描いててもしょうがない。本当に夢でしかなくて、一緒にかなえたい人と共に歩んでく道のりだってとても大事なんだと思う。
育む信頼は、言葉にして形にして、不確かなものにしちゃいけない。
勝手に夢を押し付けられてもありがたくも何ともないもの。
特に男の人がそういう傾向がつよい気がするな。
ちょっと男女差別的な言い方するけど、男はロマンチストで、いつでも夢をみてる。プライドが高いから、あんまり口には出さないけれど。そしてその夢を一緒に追いかけてくれる人を求めている。波に乗ると相手のことなどすぐ忘れるくせに。
振り回される女の身にもなってくれよって思う。
若い女が大好き。若ければ若いほどいい。若くてきれいな女を連れて歩くことがステータス。それまで連れ添ってきた女の居場所なんて考えない。
あれ、なんか男の悪口になってきたぞ!
仕事がら、男女とわず壮年熟年の方々の話を聞く機会が多いけど、男も女もできることなら離婚したいって口を揃えていう。まさに子は鎹という感じ。
お金とか倫理の問題がなかったら、みんな迷わず離婚するって。
聞いててとてもつらくなる。
結婚するのが怖い。もし親になってから相手や自分に、他に好きな人が出来たらどうなるんだろう。
失恋ってどちらからにせよ、悲しい。
振られるのも辛いけど、振る方にも、その思いに至るには、一度は好きになった人と別れを決める決定打があったわけで、その瞬間にその人も失恋しているわけだから。
恋愛ってすげー理不尽だ。
どっちかが別れる!って思えば、そうなってゆくし。ほろほろくずれる砂の城