2006-06-13 指先● どこを見ても君がいて なんだか気負いした どうしてこんな単純なことに 今まで気づかなかったんだろう 言葉の持つ意味も弱々しく 光をすり減らしてきた 夕闇に溶けそうなその指先を僕に向けて また逃げられてしまう いつもいつの間にか消えていた 昨日よりも遠回り でも実は近道 背の高さよりむしろ精神の問題 眼には今も映っていますか? 左も右もわからなかった僕を 落ち着かせてみせてくれたのも 勇気をくれたのも実は君 ああもうすぐ 夕闇に溶けそうだ指先