dra2006●

映画の話題を保留にしていたのを思い出しました(笑)
日曜日は朝から映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」を観に行ってきました。
ここから先ネタバレ含みます。と言っても公開から3週間が経とうとしているのであまり意味ないか。

鑑賞理由:予告編で観て、絵のタッチがいいなぁと思ったので。スキマ。

原作も前作の映画も観ていたので、ストーリーはラストまでわかっていました。
泣くかもしれないなぁと心の準備をしていたら、開始早々15分位でしょうか。のび太が布団にたてこもり恐竜の卵を暖めていると、話を聞いたパパが来て思い出話をするシーン。
ジーンとしまいました…!のび太の机の上に上がった恐竜の本を見て「そうか、のび太は恐竜に興味があるのか」
さすがにのび太ほどの子供を持つと、何かに興味を抱いてくれただけでも嬉しいのかもしれませんが(笑)、やはり子供の成長と共に変わる関心を支えてあげたいのは親心じゃないでしょうか。
それとのび太が今とっている行動の関連性には気づいていない様子のパパですが、親子だから通じるものがあるのかもなって思いました。
泣き所がもうひとつありました。
恐竜ハンターに未来に送り届けてもらうかわりに、恐竜のピー助を恐竜ハンタ
ーに渡すか、断固拒否するか。
子供たちが大いに悩み、討論し、決断した場面です。
スネ夫はやっぱりそういう役割だから仕方ないんだけど、送ってもらう派。「タケコプターが使えないのに日本に行けるわけないよ!」
のび太、しずかちゃんは恐竜ハンターの手には乗らない派。「ピー助くんがかわいそうよ!」「歩いてだって行けるじゃないか!」
口論が続き、閉口していたジャイアンが口を開く。「俺のタケコプターも使い物にならねぇ」「ほら、ジャイアンも言ってやってよ!送ってもらおうって!」
「俺、日本まで歩いてもいいぜ」
スネ夫ぽかーん。(・Σ・)
のび太、お前俺が崖で墜ちそうになった時、俺の手を離さなかったもんな」
ジャイアン…」
「無理だよ!歩けるわけないじゃないか!(スネ夫涙)」
スネ夫…お前だってわかるだろ、お前、ここまで一人で来たわけじゃないんだぜ」
このジャイアンの言葉にぶわわわわー(;_;)
うろ覚えですが(笑)
この場面ではスネ夫だけが意気地無しのように思われますが、この意見が一番リアルだよなぁっています。帰れるならみんな帰りたいよ。恐竜のいない世界へ。普段の日常へ。
でも守らなきゃいけない仲間や道徳があれば、利己心を捨ててもそれを選べるみんなが素晴らしい。

この映画ではひみつ道具の活躍が少ないのも、魅力のひとつかもしれません。
映画版のドラえもんでは四次元ポケットが使えなくなったり、なくなったり、ドラえもんが使い物にならなくなったりと、いわば道具の規制をすることでピンチを作り出す・または主人公5人が自分ちの力で立ち向かう方向へもっていくということがよくあります。
今回もその流れがあるのですが、歩いてアメリカから日本へってのは本当に凄いことだと思います。小学生には過酷すぎる。
ラストなんて、「道具は全部流れちゃったけど歩いて行こう」なんて、何日歩き通しで野宿なんだ、半袖は寒いぞとか、ちょっと現実的な話題は避けた方が無難でしょう。

さてクライマックスの、恐竜ハンターのアジトで、ティラノにみんなが食べられそうになる所ですが、原作では違和感のない伏線に思えたのですが、今回のは何故か納得いきませんでした。たいして違いはないのに何でかな…(^_^;)
アジトが崩れるシーンがシッチャカメッチャカで訳分かりませんでした。いつの間にかハッピーエンド?みたいな感じ。
そういうわけで、終盤のテンポが良すぎてついていけなかったな。前半~中盤は本当に良かったです。
映画は掴み良ければ全て良しってことで!(何)


私のオススメドラえもん映画は「アニマル惑星」「夢幻三剣士」「銀河超特急」です。のび太活躍多し!
しずかちゃん好きにオススメなのはやはり「海底鬼岩城」「魔界大冒険」あたりですかね。
ついでにジャイアンスネ夫では…(・・;)
ジャイアン…「ドラビアンナイト」かなぁ?まあまあの活躍ですが…。
スネ夫「ふしぎ風使い」……なんてねっ(笑)