A Part Of Your World●


何もなかったように
君は笑っているけど、
君がついた嘘は
誰も傷つけなかったけど、
傷はついた、君に。

君はテレビのチャンネルまわす。
爆弾ゲームみたいな歴史抱え。
興味の対象は完全に非現実へ。
何に憧れ抱いてるかは知らないが、
君の傷は癒えちゃいないんだよ、現実で。

ヘッドフォンで、耳だけじゃなく
その両目も覆っているんでしょう。
カーテンをそっと開け
外の景色を見てごらん。
それが君の住む世界で、
目に見えるのはほんの一部だ。
白い空でも、黒い空でも、青い空でも、ただの一部だ。
都会の心も、見渡す田畑も、ただの道路も、ただの一部だ。
君の嘘も、そのテレビも、その憧れも、その幻想も、その涙も、この歌も、傷さえも、その世界の一部だ。

何もなかったように
君は笑っているけど、
君についた傷は
君も癒せなかったけど、
薬はあったんだ、外に。