朱色●

佐藤伸治志村正彦の歌詞は、未来予知のように切なくてノスタルジックで、心が締め付けられるようになることがある。
小説等を読んでいてもなかなかこういう気分になることはない。
寂しいのに、同時にこの気分を味わえることをなぜか嬉しくも感じてしまう。


夢の中には、時々小学校の庭がスケールを大きくしたイメージで出てくる。
おそらく子供の頃の印象が、実物よりも大きくインプットされているのだろう。
会いたいと思う人に会う勇気はまだない。
現状を伝える勇気がない。
私は幸せだし、その人も幸せでいて欲しい。人生の上に、二人の幸せが重なる未来はない。
それは生きていても手の届かない、憧れのような切なさで、これもまたどうしてか、そんな痛みに喜びを感じている。
救いようがない馬鹿で、それでも私は今の幸せと、未来とを推し量って計算して生きてる。
がんばろう。
何をするにも、やることは決まっているのだ。