それぞれ●

地震からもう1ヶ月が経つのですね。
原発がなかったら、もうちょっとみんな前向きに、一直線に復興に向かっていけたのかな。
気仙沼が6月1日にカツオの水揚げを目指している。津波と火災で大変な被害を受けたあの街で、一刻もはやくもとの生活を取り戻そうと奔走している人たちがいる。
支援したいけれど、その頃の海は大丈夫なんだろうかと危惧してしまう気持ちもある。

私のバイト先はおすしやさんです。
震災から数日たっても、変わらず青森から新鮮なするめいかが送られてくることにひたすら感心しました。
どんなルートでこの沖縄にきているのか、羽田を経由した空輸ということしか私は知らないけれど、どんなことがあっても仕事を続けるって、本当にすごい。
私はひたすら震災のニュースが流れているテレビをつけたまま仕事しているだけでも、だいぶつらかったのに。
被災しながらも無事だった数すくない船にのり、俺たちは漁をするだけだぜって黙って漁をする海の男たちを想像して、感謝の気持ちというか、敬意を払って提供しなければと思っています。


斉藤和義が自身のヒット曲を替え歌した動画が話題になっていますね。
「ずっとウソだった」
感心する人もいればアホかって思う人もいるでしょう。人によって様々な感想を持ちそうな歌です。
私はただただスゲーと思いました。
彼がこの替え歌を歌うことにそんなに意味は感じないのです。歌ってることはみんな思ったことだし。
けど、原発をこころから安全だと信じてた人はほとんどいないと思う。こんな時だからみんな政府と電力会社のせいにして被害者ヅラしてるけど、実情には目を瞑って恩恵を受けていたのだから。
この歌詞も真実ではないし、歌ってる本人だってわかってるはず。
それでも動画で配信しちゃうのがすごいと思った。
原曲が懐古的な良曲で、CMにも使われてるため今後の影響が気になる。評価が落ちるのではないか。アーティストはこうあるべきという姿?清志郎氏へのリスペクト?未来への希望もこめて歌ったのか。
わからないけれど。
私もほうれん草食べたい。