最初だけネタバレ●

冬に暖かい場所を探すより、夏に涼しい場所を探すほうがなんとなく幸せなのはなぜだろう。
太陽のおかげかな。



AGAPE STOREの「残念なお知らせ」を観た。

*最初だけネタバレです*

開演5分前くらいにあった松尾貴史のアナウンスが面白い。残念な感じのアナウンスとでも言おうか。
それからしばらくして客入れのBGMの曲調がかわった。定刻通りはじまったみたい。
いったん暗転して、再び照明がついたとき、舞台中央で目を引くのは片桐仁
そしてその横に、なんだかよくわからない人形。腹話術に使うみたいな、口をぱくぱく動かせて両手を二本の棒で動かす、ちょっと細長めの人形。棒から下はイスで隠れて見えない。
片桐仁は最初客席のほうを向き立ってるだけなんだけど、なんだか面白い。
この、いるだけで面白いってのはある意味得だと思う。いや、日常生活においているだけで面白い特殊能力は、ある意味ハンデかな。とにかく出落ちっぽさがあった。
場所は地方ホテルの一室。舞台はそれの壁の二辺を切り取った構図で、客席に向かってくるようなつくり。舞台奥にベッドが二つあり、手前にはイスと小さな丸テーブル。上手側には入口となるドア、ユニットバスへ続くドア、クローゼットがあり、ドアを挟んで上手手前には冷蔵庫その上にテレビ、隣には鏡台がある。ベッドより下手側の壁には窓があり、奥は暗いが、街灯かなにかの明かりがガラスに反射している。夜のホテルという雰囲気を細かく表現している。
人形がかくかく動くたびに甲高い声でなにかを言って、それに応対する片桐仁。ちょっと見てるとわかるんだけど、上手の鏡台に人形を操る松尾貴史がうつってる。これは狙ってやったんだろうな。後ろ姿が滑稽で面白かった。

色々面白かったところを細かくかきたいんだけど、疲れてしまったのでやめときます。(なにー)
久しぶりに見た具象劇で、ひとりひとりのキャラが面白くて本当に引き込まれるお芝居でした。
今日は贅沢しました。ふー