パラレルライン②●

新歓公演の戯曲の設定について。

多くの人がそうだと思いますが、物語や戯曲を書くとき、テーマを設けます。強いテーマを考えるなら普段自分が感じている社会に対する憤りだの、もっと単純に、人を笑かしたいだの。

私が最初にテーマとして選んだのは、生命保険でした。
命にお金をかける、ちょっと切なく現実的な行為について考える。
これは、書いていてすぐ鬱になりました。
暗いっ、暗すぎる。
今考えると登場人物や舞台設定(画家と音楽家が入院する病院という…)にも問題があったのですが、こりゃあテーマからだめだと思い込み、新たに立て直すことに。
命を考えるなら、もっと身近で、あったかくなるような…
そうだ、食事。
すごく身近で、命に必要不可欠なこと。
これだぁっということで、最重要テーマに飯をもってきました。
うん、たしかこんな流れだったはず。