COLLAPSE●

ディズニーの短編で、ドナルドが折りたたみ椅子の「折りたたみはとっても簡単(組み立てが大変)です」っていう説明書を読んで組み立て始めたら、組み立ては大変だったっていう笑いを思い出しました。
しまうのはとっても簡単なんです。広げるよりも。
どんな始まり方であったとしても、終わらせようと思えばいつでも終わらせられる。 前に、恥をかかないように生きてるって書きましたが、それって人望を失わないためかもしれません。
他人からの信用を失わないため。
はじめはみんな、信用することから始まります。ぶっちゃけどれだけ自分を良く見せて、相手を騙すかから始まります。買い物だって、受験や就職の面接だって、そうじゃないですか?
自分も相手を信じないと始まらない。誰も食中毒を起こすとわかってるものは買いませんし、破産のわかってる企業には勤めません。お互い様?
そして信用できる態度を示していって、信頼関係を築いていきます。
しかしこの関係を崩すのは簡単です。相手の許容や理解を超える常識に外れた行動をとればいい、それだけです。
逆に言えば相手の常識の範囲内での行動は無意識に認可され、それが続けば信頼関係は続くのです。結果それが自分の常識にもなっていきます。
「折りたたみはとっても簡単です」
本当にその通りです。

私が人を信用できない理由はここにあるのかもな、と思いました(そう考えると日本人で良かったです)。
他人を許容できない?
いや、認める、認めない以前に、他人と自分は別物だと思っているから……無関心?ちょっと次元が違うかな…
でも、信じないことには始まりません。広げていかないと…