思い出と現在の間に●

今日…
もともとは入る気のなかった演劇サークルの部室に遊びに行って来ました
大学では、映画という新境地を極めてみようと思っていたんです、先週まで。
「演劇は、風に書かれた文字だ
終わった台本はただの紙」という、印象的なセリフがありました。
作品として、形に残るものが作りたかった、というのと
演劇は空間に縛りがあるけど、映画ではそれがないから、自由じゃないかーとか、思ってたんですね。
でも、よく考えてみると、映画にも人物という縛りがあるなーって思い始めて。あと、実際の場に行って撮影しなければならないという縛りも。
それなら何にも縛られないアニメというジャンルがあるぞ…!とまではいきませんが(笑)
利点も難点もあって、その中でいかに完成した作品を作り上げられるか…
それって、演劇・映画にどちらにも共通してることで…
今まで三年間なにやってきたんだって話ですが

だから、とりあえず演劇を続けないにしても、この大学の演劇に対する姿勢は…みたいなのを、見るために(高慢だな…)行ったんです。
なんだか…高校の時に似てました
個性的な先輩がいて、最初はちょっと引くんですけど(笑)
話を聞いてるうちに、どんどん「この人達と活動したい」って思ってきちゃうんですよね

それでな…
大学では、ないと思うのですが…
私、自分より年下にどう接していいか分からないタイプで…
ずっと、大人ばかりの環境で育ってきて、自分より下の親戚ってあまりいなかったし…言い訳?
先輩に憧れて入ったけど、いざ後輩が出来ると、どう接していいのか分からないんです
距離の取り方が分からない


去年の今頃も
新歓の時期でした
高校生活最後
そして、過去最低の部員数
だから、絶対に部員入れなきゃって
普段ポーカーフェイスなんですけど(自分ではそう思ってます…)、その時ばかりはテンション上げ上げで
慣れない笑顔も振りまきまくって
部活勧誘しまくりました

その日の夜は泣きました
これで部員入らなかったらどうしよう
入ったところで、どうやって裏方の仕事、一人で教えるんだ
私、道化じゃないか
そう思って涙が止まりませんでした

おかげで(?)女子も男子入ってくれて、部活存亡の危機は免れました
後輩みんな素晴らしく良い子で、私がダメダメでも、フォローしてくれました
先輩らしさはちっともなかったけど、憧れた先輩達のように、みんなに演劇の魅力を伝えられたかは分からないけど、
みんなのおかげで、すごく充実した三年間だったのでした

そういうのをね、思い出せちゃうような、素敵な先輩方だったんです
今日お会いした先輩方は