椨郎●

良いニュースと悪いニュースを同時に聞かされて沈んでいた私は(ひとつのニュースがその両極性をもっていたのです)、今日は図書館に寄ろうと思って、少しだけ遠回りしたのでした。
曲がり角に差し掛かった時、前方を自転車で走っていく彼の後ろ姿が見えました。
あぁ、家へはこの道を通っているのか、と思いながら、でも、視線はなかなか向けられないまま、彼の10メートル後を自転車で追い掛けていました。
図書館の手前に来たので曲がろうとしたら、彼が一足早く左折しました。
彼も図書館に用事があったのでした。
うああ、どきどきする、自転車を置いて、カードを確認して、そこからはもう覚えてません。とにかく心臓がどきどきして、気づいたらパソコンの前にいました。
今、家のパソコンはまたもや調子が悪くネットが出来ない状態で、見たいサイトも見れなかったのです。
学情報なんかのサイトを見て、いくつか本を借りて帰りました。視界の端には文芸書を物色している彼がいましたが、もう、もう帰りました。
それで、終わりです。はぁ。
やっぱり沈んで終わりなんだ…(笑)